カラダが太ると脳も大きくなる!? ナメクジで解明

Nike Man2

2011年04月17日 00:15

 肥満で体が大きくなると、脳と脳内の神経細胞のサイズも大きくなることを、徳島文理大香川薬学部の松尾亮太講師らのチームがナメクジで明らかにし、13日付の米科学誌ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス(電子版)に発表したようです。


 神経細胞にあるDNAの量が増えており、松尾講師は「大きくなった体をうまく動かすのに必要なタンパク質などをより多く作り出せるよう、神経細胞のDNAを増やしたと考えられる」と話しています。

 松尾講師によると、アルツハイマー病では脳内のDNA量が増えて異常を来し細胞が死滅しており、DNAの量が増える仕組みが解明できれば病因の解明につながる可能性があるとのこと。

 じゃあ太れば頭がよくなるのか?って思ってしまいがちですが、脳が大きいほど頭が良いというわけではないし、シワが多いほど頭が良いというわけでもありません。
 というのが現在の定説で、脳の大きさより、脳を活発に動かしているかどうか、また、栄養状態や遺伝子条件など一概に大きさからは判断できないそうです。


 頭のいい悪いは別として、脳の中心部にあるアーモンドの形をした「扁桃体」の大きさが、社会的ネットワークや社会行動に関連しているという研究結果はでているようです。


■ ソーシャルネットと「脳の大きさ」は関連:研究結果

 研究結果によると、扁桃体の体積の大きい人は、常にたくさんの人と連絡をとっていて、その知り合いも様々なタイプの人が入り混じっているらしいです。常に誰かとかかわっていて、味方も敵も数多いってことになるんでしょうか?



■ 肥満で脳も巨大化 ナメクジで実験、認知症解明へ期待-産経ニュース



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