15分の散歩でチョコレートの量が半分になるという研究結果

Nike Man2

2011年12月18日 20:10

 「ちょっと小腹が空いたなぁ~」「なんだか口さびしいなぁ~」という時についつい手を出してしまうのが、チョコレートのような気軽に口に入れられる甘いものですね。
 少しだけと言いながら、気付いたら結構な量を食べちゃってるなんてこともあります。

そんな「ついつい甘い物に手が伸びちゃう」方々へのアドバイスが「15分間の散歩」です。英国のエクセター大学で「15分間散歩をすると、仕事中のチョコレートの消費量が半減する」という研究結果が発表されました。


 研究を行ったのは、英国エクセター大学のエイドリアン・テイラー教授。
 日々、仕事中にチョコレートを食べる習慣のある78名に実験に参加してもらったところ、仕事前に運動をした被験者のグループは仕事中のチョコレート消費量が平均して15グラムだったのに対して、運動をしなかったグループの平均値は28グラムという結果になりました。

 テイラー教授が過去に似たようなテーマで研究をした際にも「運動がチョコレートへの食欲を抑える」という結論に至っていましたが、今回の実験では実際に消費量が半減するという結果が示され、前回の研究の結論をより強く裏付けることができたようです。

 また、被験者に与えた仕事の難易度とチョコレートの消費量には相関関係がなかったことから「ストレスはチョコレートへの欲求を高める原因にならない」と教授は言います。


 よく言われる「ストレスによる食欲増加」は今回の実験では見られなかったという興味深い結果になりました。

 「毎日食べるスナック菓子の量を減らすことは難しいと感じている人も多いですが、今回の研究で運動が食欲をコントロールできることを示した」と教授はコメントしています。


■ Taking just a 15-minute walk a day halves the amount of chocolate you eat-MailOnline

■ 15分間の散歩でスナック菓子の量が減る - 10秒で読める科学技術ニュース

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