食事や運動に対する人間の意識は10歳までに決まる!?

Nike Man2

2012年01月05日 22:46

 こんばんは、Nike Man です。

 運動を続けられない人、ついつい食べ過ぎてしまう人など、なかなかダイエットできずに悩んでいる方々は、意志の弱い自分を責める前に、幼少期の生活を思い出してみて下さい。
 もしかしたら、やせられない理由は過去の生活習慣にあるのかもしれません。

 というのも、最新の研究で、人の食事や運動に対する意識は10歳頃までに決まるということが報告されたのです。
 ニューカッスル大学のヘザー・ブラウン教授は、幼い頃の生活習慣が成長してからどれくらい維持されるのかを調査しました。研究のもととなったデータは、100組以上の兄弟たちから集めたもの。兄弟ならば、通常は子ども時代を共に過ごし、ほぼ同じ生活をしていたと考えられるからです。

 調査の結果、健康的な食事を摂ることや定期的に運動をすることなど、10歳頃までに身につけた意識は大人になってからも基本的には変わることなく持ち続けるということがわかったそうです。被験者たちは、現在も両親と暮らしている人から、すでに独立して兄弟同士も離れて生活している人まで様々でしたが、同じ生活意識を持ち続けているという点に関しては一致していたそうです。


 教授によりますと、「例えば、毎朝きちんと朝食を食べるというような生活の基本的な習慣は、だいたい10歳頃までに人間の意識のなかに備わっていくと考えられます」とのこと。

「そのため、親は子どもにとって非常に重要なお手本になります。親が不健康な生活を送っていると、子どももそれを受け継ぎ、大人になってからも意識が変わることなく不健康な生活をする傾向があるのです。」

 言われるまでもないことかもしれませんが、やはり幼少期の生活習慣はその後の人生においても非常に大きな意味を持つということなのです。
 人間の根本に根付いた生活態度は、強靭な意志の持ち主でない限りそう簡単に変えられるものではありませんが、「せめて我が子にだけは」と思う方はまずは自分の生活を見直す必要があるかもしれません。



■ Our attitude to food and fitness 'is fixed at ten years old'-Mail Online
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