スプレーで吹き付ける「塗るバッテリー」
こんばんは、Nike Man です。
スマホやケータイ、そのほかパソコンやカメラなどなど、多くの端末を持ち歩いている人であれば、カバンの重量にうんざりしているのではないでしょうか。特に重量のあるバッテリーは、わずらわしいことこのうえありません。
そうは言っても持ち歩かない訳にはいかず、せめてもう少し軽ければと思っているのではないでしょうか。
そんな問題を解決してくれる、画期的な技術開発実験が成功しました。その実験とは、「塗るバッテリー」の実証です。何を言っているのかわからないかもしれなませんが、未来のバッテリーは液状になり、スプレーで吹き付けるだけで電池として機能するというのです。
軽量化できるのはもちろんのこと、今までよりもさらに省スペース化を実現できるかもしれません。
塗るバッテリーの技術を研究しているのは、米テキサス州のライス大学の研究チームです。研究者たちは従来のバッテリーの構成要素を、液体にしてタイルに吹き付けて電池として機能させる実験を行いました。
縦横に並べられたタイルに、それぞれの液体を噴霧したところ、見事に通電が可能となったのです。そうしたところ6時間の間、2.4ボルトの電力を安定して供給し、約40個のLEDライトの点灯に成功しました。この実験の結果、塗るバッテリーは技術的に実用化が可能であり、そう遠くない将来にスマホやパソコンでも利用できるかもしれないとのこと。
これにより、バッテリーの概念は根底からくつがえされることになり、従来品よりもさらに軽量かつ柔軟な電池もあらわれるかもしれません。
できるだけ早く、実用化して頂きたいものです。
そうすれば、バッテリーの重量に苦しめられることもなくなるのですから。
■ Rice researchers invent paintable battery
■ Spray-on batteries to transform any surface into a power source - DVICE
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