緑茶には「記憶力向上」の効能もあるらしい

Nike Man2

2012年10月10日 20:45

 こんばんは、Nike Man です。

 日本人におなじみの緑茶。その効能は、抗酸化作用に血中コレステロールや体脂肪の低下作用、虫歯や口臭の予防やがん予防など、非常に幅広いことが知られています。

 その緑茶が持つ新たな効能が、中国の研究チームにより発見されました。緑茶には、脳内で新しい細胞の形成を促進する働きがあり、記憶力や空間認識能力の向上が期待できるそうです。


 茶カテキンは多種のカテキン類の複合物であり、その主成分はエピガロカテキンガレート(EGCG)と呼ばれます。中国の人民解放軍第三軍医大学の研究チームは、このECGCに記憶力向上や認知症予防効果があると発表しました。

 同研究チームは、体験した物事を記憶する働きをする『海馬』という脳部位に注目。EGCGが海馬において、様々な種類の神経細胞の元となる細胞の形成を促すことを発見しました。
 その効果を検証するため、マウスを箱状の迷路に入れて道順やエサの場所を覚えさせる実験が行われました。

 すると、EGCGを与えたマウスはそうでないマウスよりも短時間で迷路の構造やエサの場所を覚えたという結果が得られたのです。EGCGが、物体認識力や空間記憶力の向上に一役買っていることが証明されたと言えます。

 この研究発表を受け、海外でも緑茶の潜在的パワーが見直されているようです。ちなみに、一般的に知られている緑茶の効能は以下の通りです。お茶は、まさに最強健康飲料。コーヒー、紅茶派の皆さんも、たまには緑茶を飲んでみてはいかがでしょうか。


■ 【緑茶の主な成分および効能】

・カテキン
血中コレステロールの低下、体脂肪低下、がん予防、抗酸化作用、虫歯予防、抗菌・抗インフルエンザ作用、血圧上昇抑制、血糖上昇抑制、口臭予防
・カフェイン
覚醒作用(疲労感や眠気の除去)、集中力持続、二日酔い防止、利尿作用
・テアニン
神経細胞保護、血圧低下、リラックス作用
・ビタミン類(ビタミンC、B2、E、葉酸、β-カロテン)
コラーゲン形成、抗酸化作用、夜間の視力維持
・サポニン
血圧低下作用、抗インフルエンザ作用
・フッ素
虫歯予防
・γ-アミノ酸(GABA)
血圧低下作用
・ミネラル
生体調整作用
・クロロフィル
消臭作用




■ Green tea isn't just good for your heart, it's good for your brain too - MailOnline

■ お茶百科
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