「マリファナを支持する人50%」というアメリカ

Nike Man2

2011年10月25日 23:59

 こんばんは、Nike Man です。
 今日は、「アメリカ人の50%がマリファナの合法化を支持している」というニュースをご紹介します。
 世論調査企業ギャラップ(Gallup)が17日に発表した世論調査によると、米国人の50%がマリファナ(大麻)の合法化を支持したそうです。
 

 ギャラップが同調査を始めた1969年には、合法化支持はわずか12%、反対が84%だったのに対し、2010年は支持が46%と急増、2011年ではついに50%と、2人に1人はマリファナの合法化を支持したという結果に。
 ギャラップは声明で、「マリファナ合法化支持の現在の流れが続くようであれば、人びとの願いに合致するように国の法律を改正する圧力が高まるかもしれない」と述べました。


















 調査は2011年10月6日から9日にかけて、全米50州の成人を対象に電話で質問。調査結果は性別や年齢、人種、教育水準、地域で補正されました。誤差はプラスマイナス4%。

 マリファナ合法化運動を行う「NORML(National Organization for the Reform of Marijuana Laws)」は、ウェブサイトで「一般の人にもマリファナ合法化の賛同者が増えてきている」と述べる一方、実際に法改正するためにはもっと政治的な圧力をかける必要があると指摘。
 前年6月、米連邦議会で史上初めてマリファナ合法化法案が提出されたそうで、同法案は、全米でマリファナの生産と消費を合法化した上で、規制や課税、管理の方法は各州に委ねるという内容だったそうです。とはいえ、同法案の支持者でさえ、法案が成立する見通しはほとんどないとのこと。




















 米連邦捜査局(FBI)の統計によると、2009年には全米でマリファナに関連した容疑で約85万人が逮捕されたそうで、このうち10件中9件までは、マリファナの所持によるものだったそうです。

 すでに、医療目的のマリフアナの生産と消費は、全米16州とコロンビア特別区(ワシントンD.C.)で認められており、14州では少量のマリフアナの消費は非犯罪化されています。


■ マリフアナ合法化、米国の50%が支持 ギャラップ調査-AFPBB News

■ Record-High 50% of Americans Favor Legalizing Marijuana Use-GALLUP
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