この10年で空が約40メートル低くなっていたことが判明
ちょっと、ビックリなんですが、空が低くなっているそうなんです。
ニュージーランドの研究者が雲の高さを調査した結果、この10年で30~40メートルも下がってきているそうです。
オークランド大学の研究チームが調べたところ、実際に低くなっているそうです。
今まで雲の高さを正確に把握することは、困難と言われていました。これがNASAの地球観測衛星「
Terra」を利用することにより可能になったのです。
調査は「
マルチアングル・イメージング・スペクトロラジオメーター」という専用の機器を使い、地上と衛星で雲の高さを割り出します。このほど2000~2010年のデータを分析した結果が公表されたのですが、それによると雲の平均的な高さは30~40メートルも下降していることが判明しました。
調査にあたったロジャー・デーヴィス氏は「調査期間が短いため、より長期的な分析が必要」としながらも、雲の下降原因について、次のように説明しています。
雲の高さが低くなると地表の温度は低下します。したがって、温暖化を抑制するために、雲が下降しているのではないかと見ているようです。
しかしあくまでも仮説であり、今後さらに10年間調査を続けた結果、結論を出す見通しです。
それにしても雲が下がってきているとは、まったく気付きませんでした。
とはいえ、40メートルと言っても割合にすると1パーセントなのだとか。
まあ、突然地表に落ちてくるということはないでしょうね。
それにしても雲の下降は、地球温暖化の自浄作用といっても良いのかもしれません。
■ Earth's Clouds Are Getting Lower, NASA Satellite Finds - Science Daily
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