「バック・トゥー・フューチャー」のあのスニーカーをNIKEが発売

Nike Man2

2011年09月12日 23:16

 説明不要の不朽の名作、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ。パート1から3まで続く同作品の、パート2に登場するのが、今回紹介する「NIKE MAG」です。
マイケル・J・フォックス演じる主人公マーティー・マクフライが2015年の世界で身に着けていたこのスニーカーは、自動で締まる靴ひもが特徴。なんと、この夢でしかないと思われていたスニーカー「NIKE MAG」が、9月8日からチャリティー販売されているのです。

 1989年に公開された映画バック・トゥ・ザ・フューチャー2の中に出てくるこのスニーカーは、当時映画を観ていた者ならば誰でも欲しくなるような、心奪われる商品。多くのスニーカーファン、そして映画ファンは、このスニーカーを実際に販売するよう長い間強く求めていました。映画公開から20年以上を経て、今回やっとのことで発売が実現化されたのです。

オークション形式で販売を開始した「NIKE MAG」。一番始めにこれを手にしたのは、イギリスのラッパー・ティニーテンパーでした。彼はこの夢のスニーカーを、驚くべき金額で落札したのです。その額はなんと、およそ292万円!



 「そんなに大金を積まなければ落札できないならあきらめるしかないな……」そう思ってしまったあなた、大丈夫です。オークションで人気があるのは大きめのサイズらしく、それらには高額な値がついてしまいがちなのですが、小さいサイズならばゼロをひとつ少なくした金額の23万ほどで落札できるのだそう。これならば、少し無理すれば手が届く金額なのではないでしょうか。


 スニーカーをデザインしたのは、映画で実際にデザインを手がけたティンカー・ハットフィールド。1度の充電で約5時間、スニーカーのトップ部分を押せば映画と同様、あの青い光が輝き続けます。ただし、残念なことに自動で靴ひもが締まることはないそうです。「本当はこれを一番体験してみたかった」という方は、少しがっかりしたかもしれませんね。


 1日限定150足ずつ出品され、今月8日からすでにスタートしているこのオークションは、18日まで毎日開催される予定です。開始時間はイギリス時間の午前4時半から24時間。売上はすべて、マイケル・J・フォックスが主催しているパーキンソン病患者のための財団に寄付されます。

 なおNIKEは、すべての収益に同額を上乗せした額を寄付すると公式にコメントしています。

 現在、自身もパーキンソン病と戦っているマイケル。彼自身も夢見ていたこのスニーカーが、時を経て世の中の人々そして自分までもを助けてくれるなんて、当時は思いもよらなかったことでしょう。今後プレミア必須の「NIKE MAG」。待ちわびていたあなたも、今初めて存在を知ったというあなたも、オークションサイトe-Bayにて商品をチェックしてみてはいかがでしょうか。


■ Back to the Future trainers McFly off the shelves-MailOnline
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