2012年01月10日
ゲーマーにはボディービルダーの素質あり?両者の共通点とは


ボクはあまりゲームをしないのですが、おもしろい記事がCNN にあったのでご紹介します。
①一つの目標に向かって何週間も集中するよう鍛えられている。
②障害を明確に把握し、それを乗り越えるための計画を一つ一つ練り上げる方法を知っている。
③特定の技能を磨き上げることに没頭する。しかし、成功したかどうかは、征服すると決めた世界での進捗(しんちょく)状況によってのみ判断る――。
こういった資質ゆえに、ゲーマーは優秀なボディービルダーになれるという見方がありますが、本当でしょうか。

2人は、多人数同時参加型オンラインRPG(MMORPG)「エバークエスト」や「カウンターストライク」を、一日中プレーして大きくなりました。
高校時代に太っていたタレンズ氏は、「文字通り目が覚めると一日中ゲームをプレーして、その合間に食事をした。間食は大量に取った」と当時を振り返ります。ですが、2人が2004年にペンシルベニア大学で知り合うと、情熱の対象はビデオゲームからウエートトレーニングに変わります。


この理屈を確信している2人は、ゲーム好きを筋トレ好きに生まれ変わらせるウェブサイト「フィットクラシー」を立ち上げました。
フィットクラシーの会員は、トレーニングを積むことでポイントを獲得し「レベルアップ」することができます。レベルが上がると、会員を「ぬるま湯」から追い出すための特別メニューや「冒険」が解禁されます。
例えば、走ることを重視している会員がヨガをやらなければならなくなったり、ウエートトレーニング中心の会員が5000メートル走らなければならなくなったりするといった具合です。

人々が、なぜゲームに夢中になるのかを取り上げた共著があるスコット・リグビー博士とリチャード・ライアン博士は、飲食や睡眠のような肉体的な欲求と同様の、ビデオゲームによって心理面で満たされる基本的欲求を発見しました。
1つめは、有能だと感じたいというものです。

これをウエートトレーニングに置き換えれば、達成度に注目することで進捗の度合いを高めることができます。以前よりも長い距離を走れた、ウエイトを足して成功した、といった経験で自分の成長を実感できるのです。
2つめは、自由や自主性を感じたいという欲求です。人は、自分で将来を決められると確信したがっているという。ゲームの中では、生き方や伸ばしたい技術、外見まで選択することができます。同様の選択をウエートトレーニングで行うことで、力がついたと感じられるようになります。

MMORPGの世界では、他のプレーヤーと協力して敵を征服します。

ペリーさんは、フィットクラシーでも同じような責任感を感じると語り、トレーニングにうまく生かされていると指摘しました。
リグビー博士によれば、フィットクラシーもMMORPGも、人間の3つめの心理的欲求を満たしてくれるのだという。それは、他人とのつながりです。

もちろん、こういった欲求はゲーマーに限った話ではありません。全ての人が、こうした基本的で本質的な精神的欲求を持っており、それをウエートトレーニングに生かすことができます。ゲーマーはただ、そのことを理解するのがはやいのです。
リグビー博士は「ゲーマーは、ウエートトレーニングがどんな要素で構成されているのかをしっかりと理解している。
つまり、目標設定や進捗状況だ。言い換えれば、ゲーマーにとってウエートトレーニングは勝手知ったる世界ということだ」と指摘しました。
■ ゲーマーにはボディービルダーの素質あり? 両者の共通点とは-CNN.co.jp
Posted by Nike Man2 at 19:45│Comments(0)
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