2012年08月08日

「デジタル薬」の幕開け!?

「デジタル薬」の幕開け!? こんにちは、Nikeman です。おすまし

 日々新しい技術が開発される医薬業界。これまでの薬の概念をぶち壊すような画期的な 「薬」がアメリカで承認され、話題になっています。
 それは、砂粒ほどの大きさのマイクロチップで出来たセンサーが付いた、いわば「デジ タル錠剤」です。


「デジタル薬」の幕開け!? 患者が服用すると、患者の皮膚に貼っているパッチを通して、体内 の情報が医師に送られるのだそうです。アメリカ食品医薬品局(FDA)は、先日この「デジ タル錠剤」を史上初めて承認しました。
 このセンサーは現在のところ、人体bに薬理的な影響を及ぼさない成分で作られた「プラ セボ(偽薬:ぎやく)」と共に使用する場合に限って承認されています。

「デジタル薬」の幕開け!? しかし、開発元のProteus Digital Health社は、近い将来他の薬と共に使用できるようになることを期待しているそうです。
 錠剤に付けられたセンサーはシリコンチップでできており、微量のマグネシウムと銅が 含まれています。患者が錠剤を呑みこむと、錠剤は消化液に反応して、電圧を発生し、患 者の皮膚に貼られているパッチに信号を送ります。そのパッチが、受け取った情報を 医師が持つ電子機器に送るという仕組みです。

「デジタル薬」の幕開け!? このデジタル錠剤を使うメリットは、医者が患者の治療経過を観察できるという点だそうです。結核や糖尿病など、何年もの長期間にわたって薬を服用しなければならない患者の治療経過を観察するのに活用できると期待されているらしい。

 医学博士のエリック・トポール氏は「約半数の患者が指示通りに薬を服用していない」 といのこと。


「デジタル薬」の幕開け!?  このデバイスがあれば、医師はどのタイミングで患者の服用状況を改善させ るべきかを知ることができる」と、このデジタル錠剤に期待を寄せています。
 常に医者に監視されているような気分にならないかとも思ってしまうのですが、このデジ タル錠剤は来院や血液検査、MRIテストの代わりにもなるとの意見もあるとのこと。

「デジタル薬」の幕開け!? トポール氏は、2010年代は「デジタル薬」の幕開けになるだろうと語ります。「非常に多く の新技術が開発されつつある。医療行為の新しいフロンティアとなるだろう」とのことです。

今後もどんな「デジタル薬」が社会に登場するのか、そして一般人の生活にどれだけ浸 透していくのか、気になるところです。




■ FDA Approves First-Ever Digestible Digital Pill ー Mashable



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