2012年08月19日
中国の裕福層の16%はすでに国外に脱出、44%は脱出計画


近年、目覚ましい発展を遂げている中国。 とにかく人口が多いので貧富の差も激しいですが、世界2位の経済大国へと躍進しました。 ところが英エコノミスト誌によると、裕福層の16%はすでに国外へ脱出しており、さらに44%が国外へ引っ越す計画を立てているとのことです。


この記事内容に対し、海外サイトではさまざまな意見が交わされていました。 抜粋してご紹介します。
●富豪たちは政府が崩壊した時のことを考えて、念のために外国のパスポートを欲しがっている感じがある。しかし完全に中国と切るには、経済的、精神的、社会的に結びつきが強く、無理なのが現状で ある。
●「商人は国を持たず」(トーマス・ジェファーソン)という格言があるが、裕福層の愛国心や忠誠心の欠如を表現したものである。彼らは社会的な正義や他者の経済的機会に興味はなく、周りと関係な しに肥沃な土地に住むだけである。
●経済学の父と呼ばれたアダム・スミスの理論/希望によれば、ビジネスそのものがそれぞれの国と強い絆を持つもので、その財産とともに政府から逃げて次のところへ安易に行くものではないと、資本主 義の自由市場とともに訴えている。企業や資本はどこにでもいけるが、労働者は簡単に移民や同化できるわけではなく、さらに法律や安全保障や最低賃金などは世界中で共通しているわけではない。
●記事を要約すると、「おい、オレは裕福だ。きっと力のある人々が取り上げに来るだろう。それも後ではなく先にやるだろう。できる内になんとかしなくては」ってところじゃないかな。
●いっぱい税金さえ払ってくれればいいんじゃないのかな。裕福な人が増えると経済が潤うだろう。
●裏付けは乏しいが、中国の大企業の役員だった父が言うには、裕福層が中国を去る理由は中国都市部のひどい公害だそうだ。言い方を変えれば、「どんなに裕福でも上海の青い空は買えない」。
●そしてカナダのバンクーバーに移民して来て、公共の道路で子供らがレースできるようにスーパーカーを買い与えるんだ。
●シンガポールで同じことがあった。フェラーリを運転する中国出身の男性が赤信号で止まらずタクシーにぶつかり、本人、乗せていた女性、タクシー運転手、タクシーの乗客が亡くなった。自分たちの 法律をそのまま持ってきているように感じた。
●中国を去る理由は多くの複雑な事情だ。もっとも明確なことは、そこに行くまではわからないということだ。中国はいろんな意味で発展中で、きれいな空気、安全な食品、最上の健康保険などは買えな い。裕福層はそういうのを買うために国外へ出る。中国でそれらが発展するまで待つよりも、自らの富を利用して動くほうが早いというわけだ。
●読んでいると中国は住むにはひどいところと見える。
●今日僕は1%というのは、中国では0.1%くらいということを知った。
●割と裕福な親戚が一家そろってカナダへ引っ越した。理由のひとつには政治的眺望がしっかり見えないからで、財産や自由というものが、間違った友人を間違った時期に持つだけで失われるからだ。中 国ではこの友人なしに儲けることはできない。それが理由でカナダやアメリカ西海岸へ移住している。仕事や投資は中国でしているが、安心と質の高い生活のために別のところにいるわけだ。
●自分の国の環境を破壊して儲け、脱出するってのは自分の国を略奪しているのでは……。
●それは裕福層がいつもすることだ。
●時々、よその国のものを略奪する良識を備えている場合もあるよ。
国内に資本を留めるには、政治的に安定していることが重要だという意見が目立っていました。 中国に限ったことではなく、やはり不安定な政治では国の経済基盤を揺るがすことになりそうです。
■ The balance of payments: BoP until you drop ー The Economist
■ 16% of China's Wealthy Have Already Left the Country and 44% Intend to Soon ー reddit
Posted by Nike Man2 at 14:46│Comments(0)
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