2011年02月11日
アミノ酸の一種に疲労回復効果 味の素などが発見
■ アミノ酸の一種に疲労回復効果 味の素などが発見

研究によると、スポーツ選手や手術後の患者に対する臨床実験でシスチンなどを投与したところ、炎症を引き起こす顆粒(かりゅう)球とよばれる白血球の増加や、免疫力を高めるリンパ球の低下を抑制できたという。

シスチンは、肉類に比較的多く含まれるアミノ酸成分で、テアニンはお茶の葉に含まれる。シスチンとテアニンを配合すると、免疫機能の調整で重要な働きをするグルタチオンというアミノ酸結合物質の合成を促す効果がある。一般的にマラソンなどの激しい運動をすると、体内で炎症反応が起き、体調不良になりやすくなる。

また、仙台オープン病院で、胃の切除患者を対象に10日間摂取させたところ、臨床実験でも同様の成果が表れたほか、手術後の体温上昇も抑制できたという。
手術後の免疫力の低下は感染症リスクを高めることになることから、同社では今回の成果を踏まえ、シスチンとテアニンの医療現場での活用に向けて、基礎研究や臨床研究を続けることにしている。
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Posted by Nike Man2 at 00:40│Comments(0)
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