2011年04月20日
リンゴを食べると、上乗せされた分のエネルギーで太ることもない


「一日一個のリンゴは医者知らず」ということわざは聞いたことがあるのではないでしょうか?
ビタミンや食物繊維が豊富なフルーツ類は毎日積極的に摂取するようにしたいものですが、数あるフルーツの中でなぜ特にリンゴが名指しで推奨されているのか、ことわざの裏付けとなるような健康効果が明らかになっています。


リンゴは食物繊維が豊富な果物として知られていますが、その食物繊維だけでは説明できない多大な健康効果が期待でき、身近な「ミラクルフルーツ」とすら呼べるかもしれません。

Arjmandi博士らの実験では、45歳から65歳の女性の被験者160名をランダムに「リンゴグループ」と「プルーングループ」に分け、1年間にわたり、普段の食事にくわえ干しリンゴまたは乾燥プルーンを1日75gずつ食べ続けてもらい、実験開始後3カ月、6カ月、12カ月の時点で血液検査を行いました。

また、HDL(善玉コレステロール)濃度は4%上昇したそうです。「ここまでの効果があるとは予想していませんでした」とArjmandi博士は驚きをあらわしています。
また、乾燥リンゴにより被験者たちの摂取エネルギーは1日あたり約240kcal増えたという計算になるのですが、

この減量効果は、リンゴに含まれるペクチンが満腹感をもたらす作用により説明できる部分もあるだろうとのこと。つまりリンゴで満腹感を得た分ほかのものを食べる量が減っていて実際には摂取エネルギーが240kcal増えたわけではないのかもしれませんが、「乾燥リンゴはカロリーが高いから太る」ということはまったくないようです。
今後はより大規模な実験・調査により今回の研究結果を裏付ける必要があるとのことですが、「ことわざの裏には科学的真実がある」ことを証明したArjmandi博士は、「もっとリンゴを食べるべきです。リンゴを食べることで誰もが健康的恩恵を受けることができます」と語っています。
■ Apple a Day Advice Rooted in Science(PDF)
タグ :ダイエット
Posted by Nike Man2 at 23:05│Comments(0)
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